【2023年版】猫から見た人間はどう映ってる?飼い主に対しての猫の認識とは?

【2023年版】猫から見た人間はどう映ってる?飼い主に対しての猫の認識とは?

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「猫から見て私っていったい何なんだろう?」「親だと思っているのかな?」飼い主であればこんなふうに感じた経験があるのではないでしょうか。実際のところ、猫は人間のことをどう見ているのでしょうか?今回は猫は人間のことをどう思っているのか、猫の目に人間はどう映っているのかを考えてみたいと思います。

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猫は人間が好き?

足にすり寄る猫

Jaromir Chalabala/shutterstock.com

猫は人間のことを大きな猫と思っていますが、尻尾を上にあげて寄ってきたらそれは友達だと思っている証拠です。猫がしっぽをあげて振りながら寄ってくるのは「友好」のしるしだと言われています。

多くの猫は飼い主にしっぽをあげてすり寄るのではないでしょうか?これは飼い主のことを「敵意のない大きい猫」とし、友達のように接している証拠なのです。猫の世界でも猫同士でよくみられる光景です。

こう考えると猫は人間のことを友達のように感じ、好きなのではないかと考えられますね。また実際にある実験によっても、猫が人間のことが好きということが証明されているんです。

猫が好きなものを調べる研究

2017年にアメリカのオレゴン州立大学で、猫がなにを好むかに関する実験が行われました。用意されたものは、「食べ物」「ニオイ」「おもちゃ」「人間とのふれあい」の4つです。あなたはこのうち猫が選ぶのはどれだと思いますか?

<実験方法> 実験方法は1~16歳の家猫と1~20歳の保護猫の合計50匹を対象に実施されました。

まずは用意された4つのカテゴリーごとに3種類の刺激を与え、どれに対して一番時間を使うかを観察します。

チキン、マグロ、チキン味のおやつの食べ物でどれを好むか。スナネズミ、西洋マタタビ、他の猫のにおいでどれを好むか。動く羽根つきおもちゃ、動かない羽根つきおもちゃ、マウスのおもちゃでどれを好むか。人間から話しかけられる、撫でられる、一緒におもちゃで遊ぶでどれを好むか。といったようにです。

次にそれぞれのカテゴリーで最も多くの時間を費やしたものを同時に猫に提供し、どれを選び、どれに時間を費やすかを観察します。

<実験結果> では気になる実験結果を見てみましょう。

なんと実験結果は「人とのふれあい」が一番多くの猫に選ばれたようです。おもちゃよりも食べ物よりも、人間とのふれあいが選ばれたのです。

カテゴリー別の最初の実験を見てみると、ニオイのカテゴリーで22匹の猫が西洋マタタビに興味を示したのに対して、人とのふれあいのカテゴリーで25匹の猫は人間と一緒におもちゃで遊ぶことを選んでいるのです。

猫が大好きなマタタビよりも人間の方が選ばれたと言っても過言ではないのではないでしょうか?もちろん個体差はありますが、猫は人と触れ合うことが好きだということが分かります。

猫に好かれるためには?

ご飯をもらう猫

Denis Val/shutterstock.com

とはいえ、猫に好かれる人、好かれない人っていますよね。猫のことが大好きなのに、なかなか猫には好かれない人もいます。

実は猫に好かれるタイプというのがあるんですよ。ですからどんな人が猫に好かれるのか分かれば、そうなることで猫に好かれることができるでしょう。ではどんなタイプが猫に好かれるのでしょうか。

ご飯をくれる

まずはいつもご飯をくれる人は猫が好きなタイプです。猫が考えていること、好きなことは食べること、つまりご飯です。ですから大好きなご飯をくれる人というのは猫に好かれます。当然といえば当然ですね。

ご飯を上げるときは猫の名前を呼んでみましょう。そうすることでご飯をくれる人をしっかりと記憶に植え付けることができるでしょう。習慣化すれば、ご飯の時間になったら向こうから近づいてくるようになることでしょう。

お世話をする

他にはお世話をしてくれる人のことを好きになります。例えばブラッシングをしたり、トイレ掃除をしたり、一緒に遊んであげたりすることです。猫は仲間同士で毛づくろい(グルーミング)し合いますね。これは信頼の表れや仲間意識の表れともいわれています。ですから毛づくろいしてくれる人のことを猫も好きなのです。

きれい好きの猫にとって自分の身体をきれいにしてくれることはもちろん、トイレをきれいにしてくれることもうれしいものです。ですからこうした身の回りの世話をすることで猫に好かれます。

背が低い

体の小さい猫から見て大きい人間はやはり怖い存在なのではないでしょうか?

いくら人間のことは体の大きな猫としか見ていなくても、4足走行の猫から見たら2足歩行の人間はかなり大きく感じる脅威の存在でしょう。そのためか背が高い人よりも背が低い人の方が安心できる傾向にあると言われています。

私たちも身長の高い体の大きい人が近づいてきたら圧倒されて、怖く感じるかもしれませんね。猫も同じなのです。猫に好かれるためには近づく時は身を低くして、しゃがんだり座ったりして近づくとよいかもしれませんね。

高くて小さい声

人間よりもはるかに優れた聴覚を持つ猫は、大きな音に敏感です。雷や花火などの大きな音はビックリしてパニックを起こすことがあります。

猫は人間の男性の低い声も苦手としています。なぜなら猫は低くて大きな音を聞くと自分よりも大きな体の動物だと思って警戒をするからです。猫に好かれたかったら、少し高い声でやさしく話しかけると良いかもしれません。

しつこく触らない

基本的に猫はマイペースで自分の好きなようにすることを好みます。自分が甘えたい時にはスリスリ寄ってきますが、自分が満足したらサッといなくなってしまいます。いつまでもしつこく触っていると怒られてしまいます。

ですから猫はいつまでもしつこく触ってくる人のことは嫌がる傾向にあります。自分が好きなように甘えることができる人を好む傾向にあります。

上手に触る

猫は触ってほしい時に触られることは大好きです。そんなときも自分が触ってほしいところをうまく触ってくれる人のことを好みます。ですから猫が喜ぶポイントを研究しましょう。

一般的に頭の後ろや耳の後ろ、あごの下などは猫が喜ぶポイントです。自分でグルーミングすることができない部分ですね。他にも背中やお尻の尻尾の付け根なども猫が好きな部分です。

ただし個体差があるので、すべての猫がこれらのポイントを喜ぶわけではありません。優しくなでて様子を観察し、好きなポイントを探ってみましょう。

嫌なにおいがしない

猫は嗅覚も優れた動物です。そのためニオイにも大変敏感です。人間にとってはいい香りであっても、猫が苦手にしている香りもあります。香水やアロマの香りは猫が苦手にしている香りです。猫にとってはきつい香りですし、アロマのミントは刺激が強すぎます。

「ニオイ」から猫はいろいろな情報を分析します。そのため猫は初対面の時に「知る」ためにまずニオイを嗅ぐのです。ここで猫の嫌なにおいをかぐと嫌われてしまいます。猫に会う時は香水やアロマはもちろんのこと、柔軟剤やシャンプー等のにおいにも気を付けましょう。

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