バセンジーってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

バセンジーってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

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古代エジプトの壁画にも描かれている古代犬のバセンジー。 スリムなボディで長い脚が特徴です。 日本では見かけることが少ないですが、「吠えない犬」として欧米で人気があります。 そんなバセンジーとはどんな性格なのでしょうか? 詳しく解説します!

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バセンジーの特徴

Basenji dog on grass outdoor. Basenji Kongo Terrier Dog. The Basenji is a breed of hunting dog

Grisha Bruev/shutterstock.com

「吠えない犬」としても知られるバセンジー。

コンゴ共和国で狩猟犬として活躍していた犬です。

なんと、エジプトの壁画にもその姿とそっくりの犬が描かれているようで、その歴史はとても古く、そのバセンジーの祖先たちは長い間アフリカのごく限られたところにしか生息していなかったので、純血を保っていたようです。 そんなバセンジーは、日本でもけっこう人気があります。

”吠えない”ということで、日本の集合住宅でも飼いやすいことや、その見た目の可愛さや、飼育のしやすさが人気の理由でしょう。

バセンジーの外見的特徴

バセンジーは、とてもスリムですっきりとした見た目をしています。

JKC(ジャパンケンネルクラブ)によりますと、理想とされる体高はオスで43cm、メスで40cmです。

中型犬と分類されます。

引きしまったボディと長い脚を持つので、とてもスタイルの良い犬種です。

スリムでありながら、しっかりとした骨格を持ち、高貴さまで感じさせます。

しっぽがクルンとカールしているところも特徴です。

スッキリとした見た目に、カールした尾が可愛いですね。

首も長く、とがった耳は直立しています。

普段から額にしわが入っているのも特徴です。

このしわは困った時にはさらに深くなります。

でも、うれしい時などに耳をねかすと薄くなるんですよ。

瞳はアーモンド形のダーク色です。

頭部にはストップがあります。

滑らかな短毛のスムースコートで、猫のように自分で体をなめて毛づくろいをするので体臭が少ないんです。

バセンジーの寿命・体型

バセンジーの寿命は12~16歳と言われています。

中型犬種としては平均的な寿命です。

理想体高がオスで43cm、メスで40cmという事ですが、理想体重はオスが11㎏、メスが9.5㎏となっています。

もちろんこちらは目安です。

脚が長いハイオンレッグの筋肉質の体で、身体能力も高いです。

とくに跳躍力に優れているので、低めのサークルなんかは簡単に飛び越えてしまいます。

バセンジーは本当に「吠えない犬」?

「コンゴの鳴かない犬」とも呼ばれるバセンジー。

でも、本当に吠えないんでしょうか??

ともに生活していたピグミー族は、嗅覚、視覚ともに優れているバセンジーの首に鈴をつけ、集団で動物を追わせ,仕掛けた罠に追い込むという狩りをしていました。 バセンジーは、獲物を見つけワンワンと吠えて知らせる性格ではないため、「吠えない犬」と言われていますが、全く吠えないという訳ではなく、ヨーデルのような独特の鳴き声やうなるような声、キツネのような吠え声で吠えることがあります。 また、子犬の頃は、まるで話をしているように鳴き声を出します。

つまり、「ワンワン!」となくことがほとんどない、ということです。

それで、集合住宅での飼育にも適していると言えます。

バセンジーの歴史

20世紀の後半に入ってからバセンジーは広くその姿を知られるようになりましたが、じつはとっても古い歴史をもつ犬種のようです。

なんと紀元前から存在しているといわれています。

それで、現存する犬種の中でも最も古い犬種として知られています。

古代犬のバセンジーは、中央アフリカ・コンゴ共和国の奥地で、狩猟犬としてピグミー族と生活をともにしていました。

数千年に渡り外界から隔絶された村で生活していたため、バセンジーとしての純血が守られてきたと考えられています。

エジプトの壁画にもバセンジーと思われる犬が描かれているのですが、これはアフリカからファラオへの贈り物として渡った犬種だと考えられています。 バセンジーは、19世紀にイギリスの調査団によって発見され、20世紀にはイギリスに持ち込まれました。

しかし、多くのバセンジーはジステンパーにかかり亡くなり、絶滅の危機にも陥ります。

イギリスへの一度目の輸出の時には、なんと全滅してしまい、2度目にも繁殖はできたものの、まだジステンパーによって1匹を残して全滅してしまったようです。

そして3度目にしてやっと繁殖が成功していくこととなります。

バセンジーの特徴の一つとして、発情期が年に一度しかないことも、繁殖の難しさとなりました。

1930年ごろに行われた繁殖ではたったの12頭が祖先となり、そのうちのほとんども同じ祖先をもつということで、かなりの親近交配を繰り返すことが余儀なくされたようです。

その結果、遺伝的な疾患が起きるようになります。

それで1987年にアメリカの繁殖家がアフリカから13頭の子犬を連れてきて、新たに繁殖の幅を広げていきました。

この時に、バセンジーの毛色の幅も広がったみたいですね。

そして、バセンジーはイギリスから世界に輸出され、広く認識されるようになったのです。

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