シャムの性格について。オスやミックスの性格についても詳しく解説！

シャムは奥深い猫です

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シャムとシャム猫はちがいます

シャムと聞いて思い浮かべるのは、優美な白いボディに黒い顔に神秘的な蒼い瞳の猫ですね（写真）。 シャム猫の特徴である、くさび形の小さい頭とピンと立った大きな耳に華奢な身体がエレガントな雰囲気を醸し出しています。

しかし、抱き上げてみると見た目以上にズッシリと重く筋肉質な体つきも特徴的です。 そんなセレブチックな容姿ゆえにシャム猫は王室や貴族、王国の中でも位の高い家系でしか飼う事が許されない猫として扱われてきたようです。

日本でも一昔前の高度経済成長著しい年代では、上流階級と言われる家庭で飼われてるイメージが強く、この品種は19世紀末に英国に持ちこまれたタイ原産の猫の子孫で、[サイアミーズ（シャム）](https://mofmo.jp/article/1600)という血統です。

タイにいるシャム猫は、ウィチアンマート（วิเชียรมาศ＝ムーン・ダイアモンドの意）と呼ばれます。 実はこのシャム猫、シャムとは違うのです。

シャムとシャム猫はどうちがう？

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猫の血統を登録するTICAやWCFは、現在では現代的なシャム（サイアミーズ）とシャム猫（ウィチアンマート）を同じように扱い、後者を「タイ」という血統名で呼ぶこともあります。

しかし長い間、後者に侮蔑的な呼称が用いられていたことも歴史の一部です。毛色の特徴は同じですが、サイアミーズは鋭角的な細い顔であるのに対し、クラシック（トラディショナル）サイアミーズとも呼ばれるウィチアンマート（写真）は丸顔です。

こだわる人はシャムとシャム猫を違うと言いますが、実際には一貫してシャム猫と呼ばれることが一般的には多いので、さほど気にしなくても大丈夫です。

シャムの性格は？

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社交的な引っ込み思案？

シャムの性格としては、「社交的で活発。警戒心が強く、わがままで人なつこい」と言われます。独りの人間なら多重人格ですね。

シャムの来歴に記したように、複雑な経緯で現在の血統が成立しているので、日本で「シャム」の呼称を使われる猫も実は多様です。だからシャムの性格もいろいろ言われているようです。

シャムのオスの性格

人間も含め哺乳類はオスのほうが甘えん坊、という名言（？）があります。

シャムの性格は、サイアミーズもウィチアンマートもシャムミックスも含め、オスが活発で甘えん坊、メスのほうは気位が高いと言われるようですが、猫の性格か人間心理の反映か、微妙な点もあるようです。

シャムミックスの性格は？

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シャムミックスの性格

猫の血統書としては北米に拠点があるTICAが「権威ある」団体とされるので、日本ではサイアミーズを「シャム」と呼び、本来は逆のはずのタイ血統猫ウィチアンマートを「ミックス」と信じている人もいます。 シャムと他の血統を交配させた猫が、シャムミックスと呼ばれたり、シャムの外見をもつミックスキャットが、シャムミックスと呼ばれたりすることも多いようです。

他の血統猫とのシャムミックスの性格

ペルシャtr(:バリニーズ:)の性格バリニーズはミックスではなくシャムの長毛変異種ですが、ターキッシュアンゴラとのミックスという異説もあるようです。人なつこくオスは遊び好き、神経質などシャムと似たような多様な性格です。

・ヒマラヤンの性格ヒマラヤンはペルシャとシャムの交配血統です。温和で大人しい性格と言われます。オスも物静かな性格です。

・オリエンタルの性格アビシニアンやロシアンブルーなどと交配したと言われます。人なつこい性格で、オスに顕著に甘えん坊な性格が表れます。

・ジャバニーズの性格オリエンタルの長毛種です。やはり人に甘えるタイプです。

・バーミーズの性格ミャンマーの猫であるウォン・マウ（Wong Mau）とシャムの交配血統です。大人しくて子どもにも優しい性格です。オスにも保護本能のような子どもになつく性格が出るようです。

その他のシャムミックスは、情報がなく性格がわからないので、画像だけのご紹介です。

マンチカンとのシャムミックス

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ベンガルとのシャムミックス

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シャムの性質が入ったミックス猫

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シャム（サイアミーズ）はタイ原産の猫で、優雅な白い体に神秘的な蒼い瞳が印象的ですが、人なつこくて社交的と言われる反面、神経質な性格とも言われます。

オスは活発で甘えん坊な性格が顕著です。シャムミックスの性格についても解説します。

血統猫とは？

まず、血統猫とは血統書のある猫のことで、血統書は猫の血筋の証明をする 人間で言うところの戸籍謄本のようなものなのですが、純血種の猫の場合はたいていは血統書があります。

この血統書には、世界的に通用しているキャットクラブのCFSやTICAMがあります。

日本ではICCやCPA、JCU、といった団体が血統書を発行していまますが、ICCで登録した場合はCFSTやJCAMなどのキャットショーには出場できません。

血統書が発行されるのは、特定の猫種をキープしていくために血筋や血統を管理するためでもあります。

記載される内容は、猫種や登録番号をはじめ、生年月日や被毛の色、そして父母猫、祖父母猫、曾祖父母までの血統になります。

ただし血統書の中にはいい加減なものもあるので、血筋を重要視する場合はよく注意することをおすすめします。

ミックス猫の性格

血統信仰が強い日本では、血統書のあるような種は頭が良くてミックス（雑種）は賢くないと信じられていることもありますが、遺伝子的な意味では 血統種とミックスに ちがいはありません。むしろ、雑種のほうが身体が強いと言われています。

営利目的でなされるブリーディングは、固有種を守る保護行為のように誤解した記載もありますが、これはあくまでも販売者側の考え方です。

品質向上のために交配をして、不良のあるものを選別するのは良いことですが、人間の嗜好に合わせて「命」を選別するのは、時に意味の異なる問題を起こす可能性もあります。

シャムの性質が入ったミックス猫の性格は、シャムの性質である人なつこい性格を多く受け継いでいるようです。

シャム猫やミックス(雑種)の販売はどこで？

シャムやミックス(雑種)のシャム猫は、ペットショップでは 数が少ないことが多いようです。ペットショップ以外では、キャッテリーまたはブリーダーが販売しています。

値段ですが、ペットショップでは子猫で15～22万円程度が一般的で、純血種や血統書付きになると30万円ほどです。ブリーダーではだいたい子猫で6～14万円程度で取り引きされているようです。

シャム猫専門のブリーダーやキャッテリーももいます。そしてワクチン代は自費になりますが、里親募集を探すと費用を抑えられるでしょう。

シャム猫やシャムミックスの里親募集は、ネットなどでも探せます。子猫だけでなくしつけがある程度できている成猫もいるので、自分のライフスタイルに合ったシャムを見つけることができるかもしれませんね。

シャムまとめ

シャム、シャム猫、シャムミックス、雑種、種類も豊富ですが、シャムは飼い主さんがどれほど愛情を注ぐかにより 心を開き密な関係を築くことができます。

入手方法もブリーダーや里親など飼い主さんに合わせた方法で選べるので、ワガママなところもあり警戒心も強いため、若干手強いと言えますが、甘え上手で遊び好きなので、初めて猫を飼う人でも手が出しやすいのではないでしょうか？

たくさん愛情を注げるパートナーと、素敵な出会いがあると良いですね。

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