【ドッグトレーナー監修】小型犬の散歩はどれくらい?小型犬に適切な散歩の知識を解説【2023年版】

【ドッグトレーナー監修】小型犬の散歩はどれくらい?小型犬に適切な散歩の知識を解説【2023年版】

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この記事の監修者(48件監修)

Moe Yoshida

ドッグトレーナー

Moe Yoshida

国際動物専門学校 しつけ・トレーニング学科卒。 噛み・吠え癖の酷い元保護犬のビーグルを引き取った事をきっかけに『褒めてしつける』を念頭に活動。 自身の経験を活かし、しつけイベントにて飼い主に寄り添ったトレーニング方法を指導。 ナチュラルペットフード・栄養学の知識にも精通。 保有資格:NPO法人ドッグトレーナー2級、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級

チワワ、マルチーズ、パグ、ヨークシャーテリア・・・小型犬の種類は色々ありますが、散歩はどれくらいの距離をしたら良いのでしょうか?また、散歩は毎日行ったほうが良い?散歩の頻度は?小型犬の散歩についてご説明いたします!

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小型犬の散歩の時間

Jack Russel Terrier Dog puppy 6 months happy in the meadow

anetapics/shutterstock.com

小型犬と散歩をする際、どれくらいの時間散歩をすれば良いのでしょうか?これは明確な答えはありませんが、犬が疲れない程度の散歩時間が良いでしょう。

小型犬は一歩一歩の距離が短いですし、人はあまり歩いてないと感じても、小型犬からしたらけっこうな距離を散歩している感覚になるかもしれません。

そのため、小型犬の散歩の時間としては、大体10~20分程度散歩をすれば十分でしょう。

ただ小型犬であっても、とてもアクティブな犬種もあり、散歩の時間が少ないと運動不足でエネルギーがあり余ってしまい無駄吠えや噛み癖、家具やおもちゃを壊すなどの問題行動に発展するケースもあります。

「この犬種だから○○分の散歩をしなければならない」ということではなく、もし愛犬が元気過ぎる様子があったり問題行動があるときは、叱る前にこのことを思い出して欲しいのです。

そして必要がありそうだなと感じれば散歩を増やしてあげれば解決することがあるという参考にしてください。

happy jack russell terrier puppy running on grass

otsphoto/shutterstock.com

多くの運動量で満足するチャンピオンは、ジャックラッセルテリアです。1日2回の散歩としても、1回50〜60分が目安となります。とても活発で、またテリアということもあり吠えやすい犬種です。

次に意外なのは可憐なトイプードルパピヨンミニチュアシュナウザー、ウエストハイランドホワイトテリア、キャバリアなどです。

ミニチュアピンシャーもそうですが、これらの犬種は1日2回の散歩としても各40〜50分が目安です。1回の散歩時間が長く取れない場合は、回数を増やすことでも満足できるのは小型犬ならではではありますが、中型犬並みの運動量ですね。

続いてパグマルチーズミニチュアダックスフントペキニーズも意外と運動量が多めで、1日2回の散歩とし1回の目安は30〜40分が目安です。

これらの犬種は距離よりも時間という側面があり飼い主さんと一緒に外で過ごすことも楽しみなようです。

犬にもそれぞれ個性があって必ずしも目安どおりでなくて構いませんし、犬に病気がある場合や高齢になったときは歩く散歩だけではなく、カートで外出したり公園のベンチでまったり過ごすことも散歩です。

いずれにしても小型犬の歩幅に合わせてゆっくりと歩いてあげるようにしましょう。

無理して毎日散歩しなくても大丈夫

Dachshund dog walking beside owner

dogboxstudio/shutterstock.com

上記のように、小型犬の散歩の距離と頻度についてご説明いたしましたが、必ず先述した距離と頻度を守らなければいけないわけではありません。 飼い主が疲れて散歩に行く元気がないときもありますし、犬も少し体調が悪くて散歩に行きたがらないときもあります。 小型犬との散歩は、お互いの体調や都合を考えながら、小型犬が疲れない距離と頻度を理解し、それに合わせて散歩をすることが、お互いのためにもなります。 散歩は人も犬も気分転換になりますし、信頼関係が築ける時間ですので、小型犬の散歩の距離や頻度も大事かもしれませんが、質の良い散歩をするように心がけると良いでしょう。 飼い主さんには仕事があったり、家のこともしなければならず、ずっと犬と遊んでいることはできません。 犬も忙しい飼い主さんの事情は理解できています。そんな毎日の中での散歩は、犬にとっては飼い主さんを独占することのできる特別な時間です。 よく小型犬の散歩をしながらメールや電話をしている飼い主さんを見かけますが、散歩のときは犬のことを第一に考えてあげてほしいものです。「散歩は犬のための時間」という意識は案外大切なのです。 小型犬は飼い主さんの力で制御しやすいため、つい油断してほかのことに気を取られてしまう人もいますが、噛みつき事故が多い大型犬と比べて、道路への急な飛び出しで事故死してしまうのも、他人への飛びつきでトラブルになるのも実は小型犬が一番多いのです。

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10 名無しさん
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犬にはご飯と散歩くらいしか楽しみがないと言われると、毎日の散歩がより良いものになるようにしてあげたいなぁと思わずにはいられません。外にはいろいろな刺激がありますから、散歩をすることが楽しいんですもんね。

9 名無しさん
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散歩の距離よりも、頻度の方が大事なんですね。普段、距離の方に重きを置いていたんですが、以後は頻度を増やすようにします。同じ距離であっても、頻度が多い方がお楽しみが増えてわんわんも嬉しくなりそうですしね^^

8 名無しさん
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今まで全く散歩に行かせてなかったのですが、最近毎日ではなくちょっと近くに用事がある時に一緒に連れ出すようにしています。一度外に出してから、外に行きたいようで朝起きてから散歩に行こうとおねだりされます。愛犬のストレス発散のためにも毎日散歩する習慣をつけるといいのですね!

7 名無しさん
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時間が空いたらお散歩に行くっていう感じで、特に時間帯は気にしてませんでしたね。でも夕方は18時以降が理想だそうだから、今後はその時間にお散歩に連れて行くようにできるように、生活のリズムを整えていきたいです。

6 名無しさん
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日光がガンガン出ている時間帯よりも、だいぶ日が落ちたくらいの時間に散歩するのがベストということですね。外へ出かけると、日中でも散歩をしている人を多く見かけるので、時間帯はいつでも良いのかととらえてましたが、違いましたね。

5 名無しさん
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ワンちゃんの趣味である散歩をしてあげるのは、飼い主の務めかなと思って無理してでも行くようにしています。でも頑張りすぎず、できる範囲で散歩してあげれば良さそうですね。毎日の繰り返しと思わず、今ある時間を大切に過ごしたいと思います。

4 名無しさん
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お散歩の時間が朝夕どちらも6時頃とは知りませんでした。

昔ワンちゃんを飼っていたときは、暇さえあればお散歩に連れて行っていました。

長距離より頻度が多いほうが良いとのことで安心しました。

ご飯とお散歩しか楽しみがないっていうのは、そうなのかな?と疑問ですが。

ワンちゃんの気持ちはわかりませんからね。

3 ちゃーん
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ご飯と散歩しか毎日の楽しみがないって言われちゃうと、ちゃんと散歩に連れ出してあげなくては!という気持ちになります。楽しみがなくならないよう、きちっと散歩の時間を確保してあげないとって思います。

2 レンジャー
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たった10分程度でも大丈夫なんですね。これくらいの短さで大丈夫と知ると、気軽にお散歩に連れ出してあげれそうです。あまり長い時間が必要と言われると、こっちのやる気がなくなってしまうので。

1 ミッフィーママ
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小型犬の散歩って500mで十分なんだ!?なるほど確かに人間の一歩に比べて小型犬の一歩は小さいし、人間はあまり歩いていないつもりでも犬にとっては結構な距離の可能性もあるのか。毎回2kmくらいは歩かなきゃダメなのかなって思ってました。飼う前に知れて良かったな。